
先に結論
この記事の結論
- ブランドの服は、型・年代・タグの違いが多く、店頭で迷いやすい。迷った服だけを洋服の専門業者に見てもらえばよい
- 洋服の専門業者の強みは速さ。お客様を待たせる時間を短くできる
- 見立ては、当社の基準で基準内か基準外か。偽物とは言わない
- 見立ての後は、その専門業者にそのまま卸せる。売り先を探さなくてよい
この記事は、品物を買い取る業者の方に向けて書いています。
古着店・買取店・リサイクルショップの店頭で、ブランドの服の真贋に迷った時に、洋服の専門業者にオンラインで見てもらう方法をまとめました。
持ち主の方が自分の服を確かめる記事ではありません。
ブランドの服で迷いやすい所
ブランドの服は、同じ名前でも、シーズン・製造国・コラボ・並行輸入で作りが変わります。
ネットの写真と1か所違うだけで、基準外とは決められません。
かといって、全部を断ると、買える品を逃します。
| 迷う場面 | 店頭で起きること | やりがちな対応 |
|---|---|---|
| タグの数や表記が違う | ネットの写真と合わない | 安く出す/断る |
| 年代の古いモデル | 見慣れた作りと違う | 安く出す |
| 高額の品 | 間違えた時の痛手が大きい | 怖くなって安く出す |
高額の品ほど迷います。
間違えるのが怖くて買取価格を安く出すと、お客様がキャンセルし、悪い評判につながることがあります。
迷った品を、見慣れた人に早く見てもらうことが大切です。

高い服ほど、間違えるのが怖くて安く出してしまう…

迷った服だけ、洋服の専門業者に見てもらいます
当社の査定基準で基準外と判断した品

洋服の専門業者にオンラインで見てもらう
査定お任せくんでは、買取店が撮った服の写真を、洋服を扱う専門業者が見ます。
当社の基準で基準内か基準外かの見立てと、確かめた所が届きます。
値段も同じ画面に届きます。
査定お任せくんの画面で見る流れ
1写真を送る

撮る場所はアプリが案内
2専門業者が真贋と値段

その商材に強い専門業者が写真で見る
3選んで卸す

売り先を探さずそのまま専門業者へ
洋服の専門業者の強みは、速さです。
迷った服を店頭で長く抱えずに済み、お客様を待たせる時間を短くできます。
見立てが届いたら、売ると決めた専門業者にそのまま卸せます。
売り先を自分で探さなくてよい点も、店の手間を減らします。
写真の撮り方
専門業者は実物を手に取れません。
写真が足りないと聞き返しが増え、速さが生きなくなります。
撮る場所は、アプリが案内します。

撮る場所は、アプリが案内します
- 商材を選ぶ衣類・バッグ・時計・筆記具・ライターなど
- 案内の順に撮る撮った所の名前が写真の下に付く
- 足りない所が分かる「まだ撮っていない所」に残りが出る
- 全体の正面と背面ハンガーに掛けて、平らな壁の前で。
- ロゴ・ワッペン・刺繍の寄り文字や縁が読める近さで1枚。斜めからも1枚。
- 内側のラベルとタグを全部品質表示・洗濯表示・ブランドのラベル。表と裏。
- ファスナー・ボタンの刻印引き手の表と裏。刻印が読める寄りで。
- 傷・汚れ袖口・襟・脇は寄りで。においは写真に写らないので、メモで添える。
昼の窓の近くか、白い明かりの下で撮ります。
1枚に写すのは1か所だけにします。
ブランド別の見る所
ブランドによって、見る所が違います。
詳しくは次の記事に書きました。
- モンクレールの真贋(買取店向け):ワッペン・コミックラベル・認証コードなど6つ
- シュプリームの真贋(買取店向け):首元の織りネーム・タグ・ロゴの刺繍など6つ
基準外の時の伝え方
お客様は、基準外と言われると、偽物だと言われたと受け取りがちです。
ブランド品が本物かどうかを法的に鑑定できるのは、慣習としてブランド自身か、ブランドから権限を受けた者とされています(一般社団法人ユニオン・デ・ファブリカン)。
店も専門業者も、出すのは自社の基準での判断です。
だから、偽物とは言わず、当社の査定基準で基準外、と伝えます。
言い方の例は「基準外」をお客様に伝える言い方にまとめました。
不正品の疑いがある時
古物商は、買い受けや交換・委託を受ける時に、不正品(盗品などの疑いの品)の疑いがあると認めたら、直ちに警察官に申告する決まりです(古物営業法 第15条第3項)。
専門業者の見立てを待つ間も、この決まりは変わりません。
真贋の点で基準外と判断した品は、売りに出しません。
もし登録商標を付けた偽物であれば、売る・渡す・輸出するために持つことは、商標権の侵害とみなされます(商標法 第37条第2号)。
見立ては専門業者の意見で、ブランドの公式の鑑定ではありません。
遠隔で見てもらう流れ全体はLINEで遠隔査定・真贋サポートを使うに、選び方の比べ方は真贋鑑定・真贋判定の選び方にあります。
査定お任せくんは、いまベータ版の先行登録を受け付けています。
ベータ版の料金は月6,980円(税別)で、先着30店までです。
いま依頼できるのは、専門業者が決まった商材だけで、まだ多くありません。
洋服の専門業者は、いま調整を進めています。
専門業者がそろった商材から、登録の順にご案内します。
よくある質問
古着の真贋は、店頭だけで決められますか?
見慣れたブランドなら店頭で決められます。
シーズンや製造国で作りが変わる品は、1か所の違いで決めず、迷った品だけ洋服の専門業者に写真で聞く方法があります。
洋服の専門業者に見てもらう利点は何ですか?
速さです。
迷った服を店頭で長く抱えず、お客様を待たせる時間を短くできます。
見立ての後は、そのまま卸せます。
お客様に偽物ですかと聞かれたら?
偽物とは言わず、当社の査定基準で基準外です、と伝えます。
店が出すのは店の基準での判断で、ブランドの鑑定ではないためです。
真贋の点で基準外と判断した服は、売れますか?
売りに出しません。
もし登録商標を付けた偽物であれば、売る・渡す・輸出するために持つことは、商標権の侵害とみなされます(商標法 第37条第2号)。

