査定お任せくんコラム

業者向け買取店・古物商・遺品整理や回収の業者のための記事です

買取店・業者向け

古物市場・古物商オークションの使い方 1年目の売り先は商材で選ぶ

エルメスの腕時計と、外れたベルトのコマの写真

買い取った品を、どこへ売るか。
1年目の買取店が古物市場を使う時の考え方をまとめます。

エルメスの腕時計と、外れたベルトのコマの写真

先に結論

この記事の結論

  • 古物市場(業者オークション)は、古物商の許可を持つ業者どうしが品を売り買いする場。開業1年目の買取店の売り先に向く
  • 理由は、買う事業と売る事業は別物だから。1人で何でもやる時期は、買取に絞り、売りは市場に任せる
  • ネットで売ると利益率は取れるが、在庫と資金の回りが悪くなる
  • 市場もオークションも商材ごとに強い・弱いがある。どこが一番とは言えないので、商材ごとに売り先を決める

古物市場(業者オークションとも呼ばれます)は、古物商の許可を持つ業者どうしが品を売り買いする場です。
開業1年目の買取店の売り先には、古物市場と業者オークションが向いています。
ただし、商材ごとに強い所と弱い所があるので、1か所に決めず、商材ごとに選びます。

この記事は、これから買取店を開く方と、開業して間もない買取店に向けて書いています。
市場で品を仕入れたい方ではなく、買い取った品の売り先として市場を使いたい方向けです。

高級時計を数本並べて撮った写真
店で扱った時計の写真(見本)。時計のように、商材ごとに強い売り先が違います

1年目は古物市場と業者オークションが向く理由

運営会社の代表は、1年目の売り先について、こう話します。

1年目は、業者オークションや古物市場がいい。
買取のマーケティングと販売のマーケティングは、全然違う事業。
体力がないうちや、1人で何でもやる時期は、どちらか1つに絞った方がいい。
これは、代表自身の経験からの話です。

買い取った品をネットで売ると、利益率は取れます。
ただ、在庫を抱える時間が長くなり、在庫と資金の効率が悪くなります。

売り先良い所難しい所1年目の向き
古物市場・業者オークション買取に集中できる商材ごとに強い・弱いがある。慣れが要る向く
専門業者に卸すその商材に強い所なら、早く買い取ってくれる商材ごとに、強い専門業者を探す手間がある向く(迷う品と相性が良い)
ネットで売る一番高く売れることが多い。利益率が取れる在庫のリスク。撮影・説明・発送の手間。ばらばらの商材は難しい人と資金に余裕が出てから
店頭のスタッフ

ネットで売った方が儲かるのでは?

お任せくん

1年目は買うことに集中した方が回ります

初めて古物市場に行くと驚くこと

代表が初めて古物市場に行った時に驚いたのは、次のような所です。

  1. 品がとても早く流れる次々に品が出てきて、考えている間に次の品へ進みます。
  2. 平場と、下見して入札する形は全然違う平場は、その場に品が流れてきて競る形です。下見してから入札するオークションは、先に品を見て値段を考えられます。
  3. 平場は座る場所で差が出る代表が初めて行った時は前の方に座れず、後ろの席だと、品を見てから値段を出すまでに時間差がありました。
  4. 雰囲気が独特重鎮の人もいて、最初は空気がとても重たく感じた、と代表は振り返ります。

初めてなら、下見してから入札できる形の方が、落ち着いて値段を考えられます。
平場は、見学できる市場なら一度流れを見て、慣れてから出る順番でもよいでしょう。

市場ごとの決まりを先に確かめる

古物市場に出るには、古物商の許可が要ります。
そのうえで、入会の条件・手数料・支払いの時期・出品の方法は、市場ごとに違います。
参加する前に、市場の運営に確かめます。

商材ごとに強い・弱いを見極める

代表は、オークションも商材ごとに強い・弱いがあるので、一概にどこがいいとは言えない、と話します。
売り先は、市場の名前ではなく、商材ごとに決めます。

少人数の店ほど、売り先を専門化していくのが高く売るコツです。
専門業者も、商材ごとに専門店化しています。

次の表を、自分の店の商材で埋めてみてください。
1行が埋まるたびに、買う時の迷いが1つ減ります。

商材まず出す先迷った時に聞く先確かめること
ブランドバッグ強い市場・オークションを1つバッグに強い専門業者出した品の落札の値段と、かかった日数
時計強い市場・オークションを1つ時計に強い専門業者付属品の有無で値段がどう変わったか
地金・貴金属強い市場・オークションを1つ貴金属に強い専門業者刻印と重さの記録
自分の店の商材(記入)(記入)(記入)

迷わない品は市場へ、迷った品は買う前に専門業者に聞く、と分けると、1年目の売り先は回り始めます。

売り先と真贋の不安を一緒に減らす

代表は、1年目に苦しむのは、集客と真贋、そして売り先だと話します。
業者オークションに出せばいいと思っても、商材によって特徴があり、強い・弱いがあります。

とくに困るのは、市場に出す前の、買う時点で迷う品です。

1迷った品が来た

2店の基準と今の相場を確かめる1か所だけで決めない

店の基準で決められる?
はい

店の基準で値段を伝える見慣れた品は、いつも通りに

いいえ

その場で値段を言わない

  1. お預かりにする
  2. 写真で専門業者に聞く
  3. 今回は見送る

買えない時は偽物と言わず「当社の査定基準で基準外」と伝える

店頭で迷った時の流れ。迷う品だけ、外の力を借ります

査定お任せくんは、迷った品の写真を、その商材に強い専門業者にオンラインで見てもらう仕組みです。
商材によって、当社の基準で基準内か基準外かの見立てと、確かめた所が届きます。
値段も同じ画面に届き、売ると決めたら、その専門業者にそのまま卸せます。
迷った品も、買う時点で売り先まで決められます。

査定お任せくんの画面で見る流れ

  1. 1写真を送る

    写真を撮る画面。撮る場所の名前の下に写真が並ぶ

    撮る場所はアプリが案内

  2. 2専門業者が真贋と値段

    届いた見積もりの画面。3社の値段と条件が並ぶ

    その商材に強い専門業者が写真で見る

  3. 3選んで卸す

    成約の後の画面。箱の状態と払った額が出る

    売り先を探さずそのまま専門業者へ

画面は見本のデータです

見立ては専門業者の意見で、ブランドの公式の鑑定ではありません。
真贋を断定するものでもありません。

3つの売り先をもっと詳しく比べたい時は買取店の売り先の作り方、真贋の不安が数字にどう響くかは買取専門店が儲からない流れは真贋からで書いています。

査定お任せくんは、いまベータ版の先行登録を受け付けています。
ベータ版の料金は月6,980円(税別)で、先着30店までです。
いま依頼できるのは、専門業者が決まった商材だけで、まだ多くありません。
専門業者がそろった商材から、登録の順にご案内します。

よくある質問

古物市場に参加するにはどうすればいいですか?

古物商の許可を取ったうえで、参加したい市場の入会の条件を確かめます。
手数料・支払いの時期・出品の方法は市場ごとに違うので、市場の運営に問い合わせます。

古物市場は個人でも参加できますか?

古物市場で売り買いできるのは、古物商どうしだけと法律で決まっています。
許可のない個人は参加できません。
個人の名義で古物商の許可を取っていれば参加できる市場もありますが、入会の条件は市場ごとに違うので、市場の運営に確かめます。

古物市場未参加の初心者は何をするのがおすすめですか?

まず、何の商材を売りたいかを決めます。
そのうえで、見学できるかを市場に確かめ、平場と、下見してから入札する形の違いを知っておくと、初めてでも落ち着いて参加できます。

開業1年目は、ネットで売るのと市場に出すのはどちらがいいですか?

1人で何でもやる時期は、市場や業者オークションに出し、買取に集中する方が回ります。
ネットは利益率が取れますが、在庫と資金の効率が悪くなります。

どの古物市場・業者オークションがいいですか?

商材ごとに強い・弱いがあるので、一概には言えません。
商材ごとに出す先を決め、出した品の値段と日数を記録して見直します。

査定お任せくんの費用はいくらですか?

ベータ版の間は月6,980円(税別)で、先着30店までの価格です。
成約ごとの手数料はありません(振込は1回380円・税別)。
いまは先行登録の受付中です。

上山の顔写真

この記事を書いた人

上山

買取店 直営店責任者|買取歴10年

  • リユース営業士
  • 終活アドバイザー
  • 遺品整理士(地区統括会員)

買取の仕事について10年。店舗の現場スタッフから始め、店長、スーパーバイザーを経て、いまは直営店の責任者として、複数の店舗の買取と査定を支えています。

ブランド品・貴金属・時計・洋服などの高額品から、家電・雑貨・家具、楽器・スマホ・ガジェットまで、幅広い品を店頭で見てきました。真贋に迷う場面、お客様を待たせてしまう場面、基準外をどう伝えるかに悩む場面も、現場で何度も経験しています。

このコラムでは、その経験をもとに、店頭で迷った時の見方・伝え方・つなぎ方を、買取店の目線でまとめています。

  • 法令の決まりは、条文を確かめて、条文の番号を添えて書いています。
  • 記事の真贋の見方は、当社の査定基準での見方です。ブランドの公式の鑑定ではありません。
玉城 貴也の顔写真

運営会社の代表

玉城 貴也

株式会社ビープライス 代表|リユース相談本舗を運営

買取の会社で、一般のスタッフから店長、エリアマネージャー、買取の事業部の責任者までを、20代で経験しました。査定も、お客様との商談も、紙の集客も、現場でやってきました。

2011年に会社を立ち上げ、Webの集客を独学で身につけて、宅配買取、店頭の買取店、リユース相談本舗へと広げてきました。

ITやAI、システムが好きで、その好きなことを買取の仕事に生かしています。査定お任せくんは、目利きに自信がない店でも、買取を始められる一歩になるように作っています。

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