
先に結論
この記事の結論
- スマホ買取で迷うのは5つ(ネットワーク利用制限・アカウントのロック・傷と動作・型番・付属品)。先に見る順番は、利用制限とロック
- 利用制限は、IMEI(製造番号)15桁で、各社の確認サイトで調べる。結果は確認した日の状態で、後から変わることがある
- iPhoneのアクティベーションロックなど、アカウントのロックが残った端末は引き取らない。お客様の前で解除してもらう
- 傷や悪い所は、隠さず出す。ガジェットは専門業者がいるので、写真で出して、そのまま卸せる
スマホやガジェットの買取で迷ったときは、まずネットワーク利用制限をIMEIで調べ、次にアカウントのロックが外れているかを見ます。
そのあとで傷と動作、型番、付属品を確かめます。
傷や悪い所は隠さず出すほうが、専門業者の査定も早く進みます。
この記事は、品物を買い取る業者の方に向けて書いています。
持ち主の方が自分のスマホを売るための記事ではありません。
店頭のスタッフが、迷った時に同じ順番で見て、同じ言葉で伝えられるようにまとめました。
スマホは、ほかの商材と違い、見た目では分からない事が値段を左右します。
画面がきれいでも、ネットワーク利用制限が×なら、売り先で通信が使えません。
ロックが残っていれば、次の持ち主が使えません。
見た目の前に、この2つを調べます。




迷う所は5つの順番
下の表を、そのまま店頭の確認表に使えます。
上から順に見ます。
上の2つが通らない品は、傷の確認に進む前に、買えるかどうかを決めます。
| 見る所 | 何を見るか | どうやって分かるか |
|---|---|---|
| ① ネットワーク利用制限 | ○△×のどれか。代金の未払いや、不正に入手された端末ではないか | IMEI(製造番号)15桁を、各社の確認サイトに入力 |
| ② アカウントのロック | 前の持ち主のアカウントが残っていないか(iPhoneはアクティベーションロック、AndroidはGoogleアカウント) | 初期化した後に、初期設定の画面まで進める |
| ③ 傷と動作 | 画面・背面・側面・カメラ・ボタン・充電口・バッテリー・タッチや音の動作 | 目で見る。電源を入れて動かす。バッテリーは設定の画面で見る |
| ④ 型番 | 機種名・容量・色・モデル番号。国内で売られた機種か | 設定の「情報」の画面。SIMトレイや箱 |
| ⑤ 付属品 | 箱・充電器・ケーブル・説明書。純正かどうか | 目で見る。箱のIMEIが端末と同じか |

画面がきれいなら…

見た目の前に、利用制限とロックを調べます
利用制限は製造番号で調べる
ネットワーク利用制限は、携帯電話会社が、その端末の通話・通信を止める仕組みです。
NTTドコモは、盗難や契約時の本人確認書類の偽造などで不正に入手された端末と、分割払いなどの代金が払われていない端末を対象にしています。
auも、販売店での盗難や詐欺で入手された端末・不正な契約で入手された端末・代金が履行されていない端末などを対象にしています。
調べ方は、端末の製造番号(IMEI)の15桁を、携帯電話会社の確認サイトに入力します。
確認サイトは、各社の公式サイトにあります。
ドコモ、au、ソフトバンクで、それぞれ別のサイトです。
IMEIが分かれば調べられます。
| 表示 | 意味 | 店での扱い |
|---|---|---|
| ○ | 確認した時点では、利用制限の対象ではない | 買取の判断に進める。確認した日の結果として残す |
| △ | 分割払いの期間中や、新しく購入されて調査期間中の端末。今は使えるが、支払いが止まると×になることがある | 売り先に△であることを伝える。買い取るかは、店の基準で決める |
| × | 利用制限の対象。通話・通信が使えない | 買取の対象にするかは店の基準で決める。その端末では通信が使えない。専門業者に出す時も、×であることは隠さず書く |

判定は確認した日の結果です。画面ごと残します
結果は後から変わる
ドコモは、新しく購入した端末は購入から一定期間、調査のため△と表示される、と案内しています。
auも、表示されるのは確認の前日時点の登録状況です。
今日の結果が○でも、後から×になることがあります。
確認した日付とIMEIが入った画面を、写真で残しておきます。
端末が盗品の疑いを持たれた場合の決まりは、この記事の下の章に書きました。
出典:NTTドコモ「ネットワーク利用制限の対象拡大に関するお知らせ」・「不正入手された携帯電話機に対するネットワーク利用制限の開始について」/au「ネットワーク利用制限携帯電話機について」。
○と×の意味は、制限の仕組みの案内から読み取った説明です。
表示の細かい意味は、各社の確認サイトで確かめてください。
ロックが残る端末は引き取らない
アカウントのロックは、紛失や盗難から端末を守る仕組みです。
前の持ち主のアカウントが残ったまま売られると、次の持ち主は端末を使えません。
| 端末 | ロックの仕組み | 店での確かめ方 |
|---|---|---|
| iPhone・iPad | 「探す」をオンにすると、アクティベーションロックが自動で有効になる。有効な間は、Apple Accountのパスワードがないと、「探す」の無効化・端末の消去・再アクティベートができない | お客様の目の前で、アカウントから削除してもらい、端末を完全に初期化する。初期化後に「こんにちは」の画面になれば、次の持ち主が使える状態 |
| Android(Pixelなど) | 保護されたデバイスは、盗まれたり初期化されたりしても、所有者のGoogleアカウントか画面ロックを知る人だけが使える | Googleアカウントを端末から削除してから初期化してもらう。初期化後の設定画面で、アカウントの確認が出ないかを見る |
iPhoneで、初期設定の途中に前の持ち主のApple Accountの入力を求められたら、端末はまだ紐付いたままです。
iOS 15以降で、「iPhoneは所有者にロックされています」と表示される端末も、引き取りません。
Appleも、所有権を引き継がないよう案内しています。
初期化はデータが消えるので、お客様に確かめてから進めます。
お客様がアカウントを外す時間も見込んで、受付の流れを決めておきます。
出典:Appleサポート「iPhone・iPadのアクティベーションロック」/Google Pixelヘルプ「他人に無断で使用されないようにデバイスを保護する」
傷と動作は隠さず出す
スマホは、専門業者に出す時、傷や悪い所をそのまま伝えるのが一番早く進みます。
専門業者に出した経験では、査定が速く、伝えた状態のまま提示された買取価格から下げられませんでした。
これは出した先の専門業者との取引の話で、お任せくんが買取価格を保証するものではありません。
買取の現場では、この価格で買うと言ったあとに減額される取引もあります。
専門業者との取引でも、大きいダメージが分かれば減額されます。
だから、店の側が悪い所を隠さず出すことが大事です。
隠して出すと減額になり、やり取りがお互いに遅くなります。
| 場所 | 見ること | 写真の撮り方 |
|---|---|---|
| 画面 | 割れ・ひび・表示のムラ・焼け・タッチの反応 | 電源を入れた状態と、消した状態の2枚 |
| 背面・側面 | 割れ・へこみ・曲がり・すれ。ふくらみ(バッテリーの異常のこともある) | 背面全体と、角・側面の寄り |
| カメラ | レンズの割れ・撮ったときの写り | レンズの寄りと、実際に撮った写真 |
| ボタン・端子 | 押した感触・充電口のゆがみやさび・スピーカーとマイクの音 | 充電口の寄り |
| バッテリー | 設定の画面にある、バッテリーの状態の数字 | その画面のスクリーンショット |

傷は言わずに出しても…

分かります。減額になり遅くなります
型番は番号で見る
同じ機種名でも、国や地域でモデル番号(Aで始まる数字)が違います。
Appleの案内では、同じ機種に複数のモデル番号が載っています。
モデル番号は、設定の「一般」の「情報」の画面で、部品番号をタップすると見られます。
SIMトレイのある機種は、トレイを外した中にも書かれています。
機種名・容量・色・モデル番号・IMEIを、1枚の写真か、1つのメモにまとめておくと、専門業者に出す時に聞き返されません。
IMEIは、設定の「情報」の画面と、端末の箱のラベルで同じかを見ます。
箱と端末で違う時は、別の端末の箱が付いている可能性があります。
出典:Appleサポート「iPhone、iPad、iPod touchのモデル番号を調べる」/「iPhoneのモデルを調べる」
迷った時はその場で値段を言わない
利用制限・ロック・傷・型番のどこかで迷ったら、次の流れで進めます。

1迷った品が来た
2利用制限とロックを先に調べる1か所だけで決めない
店の基準で値段を伝える見慣れた品は、いつも通りに
その場で値段を言わない
- お預かりにする
- 写真で専門業者に聞く
- 今回は見送る

買えない時は偽物と言わず「当社の査定基準で基準外」と伝える
「いいえ」の時は、次の3つのどれかにします。
- お預かりにする確かめてから連絡します、と伝えます。預かり書を書いてもらい、連絡の方法と何日以内かを、その場で話します。
- 写真で専門業者に聞く下の撮り方で撮って、専門業者に見てもらいます。見立てと値段がそろってから、お客様に伝えます。
- 今回は見送る店の基準で決められない時は、理由を添えてお返しします。言い方は、この下の章に書きました。
写真で聞く時の撮り方
写真で聞く時は、相手が実物を手に取れません。
撮った写真がすべてです。
傷や悪い所は、隠さず写します。

撮る場所は、アプリが案内します
- 商材を選ぶ衣類・バッグ・時計・筆記具・ライターなど
- 案内の順に撮る撮った所の名前が写真の下に付く
- 足りない所が分かる「まだ撮っていない所」に残りが出る
- 全体の表と裏画面を消した状態と、点けた状態。背面は平らな台の上で。
- 傷・割れの寄り悪い所ほど、寄りで。光を斜めに当てると、ひびが写ります。
- 設定の「情報」の画面機種名・容量・モデル番号・IMEIが読める画面のスクリーンショット。
- 利用制限の確認画面各社の確認サイトの結果。確認した日付が分かるように。
- 初期設定の画面初期化した後に、ロックが残っていないことが分かる画面。
- バッテリーと付属品バッテリーの状態の画面。箱・充電器・ケーブルを並べた1枚。
撮る時は、昼の窓の近くか、白い明かりの下で撮ります。
画面は光が映り込むので、少し斜めから撮ります。
ピントが合っているかを、撮った後に指で広げて確かめます。
査定お任せくんでは、専門業者が足りない写真を頼む時、撮る場所(正面・背面・内側・ロゴ・刻印・金具・傷や汚れなど)を選んで送ります。
店は、頼まれた所だけを撮り足せば済みます。
基準外の時の店の対応
基準外の時は、どこが基準に届かないかを、事実で伝えます。
スマホは、利用制限・ロック・傷と、理由がはっきりしているので、言い方で迷うことは少ない商材です。
真贋の点が理由の時は、偽物とは言わず、当社の査定基準で基準外、と伝えます。
| 場面 | 伝え方の例 |
|---|---|
| 利用制限が× | この端末は、携帯電話会社のネットワーク利用制限の対象になっています。当社では、今回は買取をお受けできません。 |
| ロックが残っている | アカウントのロックが残っているため、このままでは買取をお受けできません。解除してからでしたら、もう一度見せてください。 |
| 傷が大きい | 画面の割れが、当社の基準を超えています。この状態での買取価格は、こちらになります。 |
不正品の疑いがある時
古物商は、買い受けや交換・委託を受ける時に、不正品の疑いがあると認めたら、直ちに警察官に申告する決まりです(古物営業法 第15条第3項)。
ネットワーク利用制限の対象に、盗難や詐欺で入手された端末が含まれます。
×の端末や、ロックが解除されない端末は、どう扱うかを管轄の警察署の防犯の係に前もって確かめておくと迷いません。
専門業者に出してそのまま卸す
スマホ・ガジェットには専門業者がいて、いま依頼できます。
迷った端末を専門業者に写真で聞けば、店は見送らずに済みます。
査定お任せくんの画面で見る流れ
1写真を送る

撮る場所はアプリが案内
2専門業者が真贋と値段

その商材に強い専門業者が写真で見る
3選んで卸す

売り先を探さずそのまま専門業者へ
査定お任せくんは、買取店が撮った写真を、その商材の専門業者が見る仕組みです。
当社の基準で基準内か基準外かの見立てと、確かめた所が届きます。
値段も同じ画面に届きます。
売ると決めたら、その専門業者にそのまま送ります。
| 比べる軸 | 自分で売り先を探す | 専門業者に聞くお任せくん |
|---|---|---|
| 誰が見るか | 店のスタッフ | その商材の専門業者(いま依頼できるのはガジェット) |
| 速さ | 売り先を探す時間がかかる | 専門業者に出した経験では、査定が速かった |
| 買取価格 | 売り先によって、減額されることもある | 専門業者に出した経験では、悪い所を伝えれば提示価格のまま進んだ。大きいダメージが分かれば減額される。お任せくんの保証ではない |
| 売り先 | 自分で探す | 値段を付けた専門業者に、そのまま卸せる |
| 向く場面 | 見慣れた機種だけ | 古い機種・海外版・傷の大きい端末など、迷う端末 |
スマホ・ガジェットは、いま依頼できる商材です。
ベータ版のため、使える店舗数を絞っていて、先行登録の順にご案内します。
よくある質問
ネットワーク利用制限は、どうやって調べますか?
端末の製造番号(IMEI)15桁を、ドコモ・au・ソフトバンクの確認サイトに入力します。
結果は確認した日の状態で、後から変わることがあります。
アクティベーションロックが残ったiPhoneは買い取れますか?
引き取りません。
前の持ち主のApple Accountが残ったままだと、次の持ち主が使えません。
お客様の前でアカウントから削除して、初期化してもらってから見ます。
傷のある端末は、隠さず出したほうがいいですか?
出したほうが進みます。
専門業者に出した経験では、悪い所を伝えれば提示価格のまま進みました。
大きいダメージが分かれば減額されるため、隠して出すと、減額になり、やり取りがお互いに遅くなります。
スマホは、査定お任せくんで専門業者に依頼できますか?
はい。
スマホ・ガジェットは、専門業者が決まっていて依頼できる商材です。
ベータ版のため使える店舗数を絞っていて、先行登録の順にご案内します。

